クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「……だったら、俺がどうして東京に戻って来たと思う?」
「仕事が残ってたからですか?」
恐る恐る聞いてみるが、朝比奈先輩はすぐに「違う」っと不機嫌な顔で言った。
「え?じゃあ、どうして?」
「絢香と俺とでお前の誕生日を祝おうって思ってた」
朝比奈先輩の言葉が頭に直接響いてきて、私は絶句した。
まさか私のために日帰りで帰ってきてくれてたなんて……。
彼と五十嵐さんが一緒にいる事を考えたくなくてずっと彼からの連絡を無視していたのが裏目に出てしまった。
「……ごめんなさい」
朝比奈先輩に誠心誠意ペコリと頭を下げて謝る。
「……朝比奈先輩がお祝いしてくれるって考えてもいなくて……一人でいるのが虚しくて……」
「七時までに帰らなければ、警察に捜索願いを出そうかと思った」
……そんなに心配かけてるなんて思わなかった。
「うっ……すみません」
「仕事が残ってたからですか?」
恐る恐る聞いてみるが、朝比奈先輩はすぐに「違う」っと不機嫌な顔で言った。
「え?じゃあ、どうして?」
「絢香と俺とでお前の誕生日を祝おうって思ってた」
朝比奈先輩の言葉が頭に直接響いてきて、私は絶句した。
まさか私のために日帰りで帰ってきてくれてたなんて……。
彼と五十嵐さんが一緒にいる事を考えたくなくてずっと彼からの連絡を無視していたのが裏目に出てしまった。
「……ごめんなさい」
朝比奈先輩に誠心誠意ペコリと頭を下げて謝る。
「……朝比奈先輩がお祝いしてくれるって考えてもいなくて……一人でいるのが虚しくて……」
「七時までに帰らなければ、警察に捜索願いを出そうかと思った」
……そんなに心配かけてるなんて思わなかった。
「うっ……すみません」