クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
18、恋人の街で
朝比奈先輩が私を伊豆に連れていってくれたあの日からもう二週間が経つ。
伊豆で朝比奈先輩と一緒に寝た時は、彼に抱かれるかも……って勝手に勘違いして怯えてしまった私。
心臓が壊れるんじゃないかというくらい緊張したけど、結局、あの夜は本当に朝比奈先輩は眠かったみたいで、私を背後から抱き締めて「おやすみ」と言ってうなじにキスをすると、すぐに彼の規則正しい寝息が聞こえてきた。
そこでホッとして一気に気が抜けたのか、私もいつの間にか眠ってて気づけば朝になっていた。
あの状況で熟睡しちゃうなんて……。
起きて浴衣がはだけてたのには驚いたけど、さらに驚いたのは朝比奈先輩の寝顔。
髪が乱れているからか普段よりも男の色香を感じさせてて……。
自分からその端正な顔に触れたくなった。
恐る恐る手を伸ばして触れた彼の肌。
伊豆で朝比奈先輩と一緒に寝た時は、彼に抱かれるかも……って勝手に勘違いして怯えてしまった私。
心臓が壊れるんじゃないかというくらい緊張したけど、結局、あの夜は本当に朝比奈先輩は眠かったみたいで、私を背後から抱き締めて「おやすみ」と言ってうなじにキスをすると、すぐに彼の規則正しい寝息が聞こえてきた。
そこでホッとして一気に気が抜けたのか、私もいつの間にか眠ってて気づけば朝になっていた。
あの状況で熟睡しちゃうなんて……。
起きて浴衣がはだけてたのには驚いたけど、さらに驚いたのは朝比奈先輩の寝顔。
髪が乱れているからか普段よりも男の色香を感じさせてて……。
自分からその端正な顔に触れたくなった。
恐る恐る手を伸ばして触れた彼の肌。