クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「俺はどうしてお前が泣くのか理由を知りたい。どうして泣くんだ?遠慮せずに言え」
凄く温かい目をして朝比奈先輩が私に微笑む。
一瞬で冷たくなった私の心を温めるようなその眼差しに導かれるように、私は自分の本音を吐露した。
「……私……朝比奈先輩の側にいたい。今度は本当に朝比奈先輩の事が好きなんです。ちょっと怖い先輩も、優しい先輩も、世話好きな先輩も……全部好き。だから……離れたくない」
自分の溢れる想いを口にすると、私は泣きじゃくる。
……また振られるんだ。
そう信じて疑わない私をそっと包み込みように朝比奈先輩が抱き締める。
「だったら、お互い相思相愛だな」
朝比奈先輩の嬉しそうな声に、私は驚いて彼を見上げた。
「え?」
相思相愛?うそ……。
「俺もひよこが好きだ。だから、もうフリじゃなくて本物の婚約者でいいだろ?」
凄く温かい目をして朝比奈先輩が私に微笑む。
一瞬で冷たくなった私の心を温めるようなその眼差しに導かれるように、私は自分の本音を吐露した。
「……私……朝比奈先輩の側にいたい。今度は本当に朝比奈先輩の事が好きなんです。ちょっと怖い先輩も、優しい先輩も、世話好きな先輩も……全部好き。だから……離れたくない」
自分の溢れる想いを口にすると、私は泣きじゃくる。
……また振られるんだ。
そう信じて疑わない私をそっと包み込みように朝比奈先輩が抱き締める。
「だったら、お互い相思相愛だな」
朝比奈先輩の嬉しそうな声に、私は驚いて彼を見上げた。
「え?」
相思相愛?うそ……。
「俺もひよこが好きだ。だから、もうフリじゃなくて本物の婚約者でいいだろ?」