クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
妹が嬉々とした顔で聞くと、悠人さんは「そうです」と落ち着いた様子で答える。
そう妹は私と同じ高校だったから、当然悠人さんの事は知っている。
妹は大騒ぎしながら、悠人さんの隣に座り、私の事なんかそっちのけで彼と話し出した。
……これじゃあ、誰の恋人かわからない。
顔がひきつるのが自分でもわかる。
じっと我慢して様子を見ていると、妹が悠人さんの腕に触れた。
妹と目が合う。
彼女は私を見てニヤッと口角を上げた。
あっと声を上げそうになったけど、悠人さんはさりげなく妹の手を外す。
「陽世莉じゃ、アストライアの社長夫人には向かないんじゃないですか?」
悪意が込められた妹の言葉に義理の母がフフっと笑いながら同意する。
そう妹は私と同じ高校だったから、当然悠人さんの事は知っている。
妹は大騒ぎしながら、悠人さんの隣に座り、私の事なんかそっちのけで彼と話し出した。
……これじゃあ、誰の恋人かわからない。
顔がひきつるのが自分でもわかる。
じっと我慢して様子を見ていると、妹が悠人さんの腕に触れた。
妹と目が合う。
彼女は私を見てニヤッと口角を上げた。
あっと声を上げそうになったけど、悠人さんはさりげなく妹の手を外す。
「陽世莉じゃ、アストライアの社長夫人には向かないんじゃないですか?」
悪意が込められた妹の言葉に義理の母がフフっと笑いながら同意する。