クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
寝室に運ばれて、ふかふかのベッドに寝かせられると、悠人さんは私の耳元で囁いた。
「愛してる」
幸せ一杯の私はその声に安心して、意識を手離した。
その夜見た夢はいつもと違った。
悠人さんに似た五才くらいの小さな男の子が出てきて、その子が私の手をつかんで天使のように微笑む。
「また会えるよ。楽しみにしててね」
男の子が可愛くウインクする。
「また会える?」
私が小首を傾げると、男の子は私から手を離した。
「あっ、呼ばれたから行かなきゃ」
男の子は私に大きく手を振ると、私の視界からパッと消えていなくなってしまった。
「あっ、待って!」
手を伸ばして男の子を追うが、遠くで誰かが私を呼んでて、私は立ち止まった。
「……陽世莉、 陽世莉。遅刻するぞ」
悠人さんの声がする。
「愛してる」
幸せ一杯の私はその声に安心して、意識を手離した。
その夜見た夢はいつもと違った。
悠人さんに似た五才くらいの小さな男の子が出てきて、その子が私の手をつかんで天使のように微笑む。
「また会えるよ。楽しみにしててね」
男の子が可愛くウインクする。
「また会える?」
私が小首を傾げると、男の子は私から手を離した。
「あっ、呼ばれたから行かなきゃ」
男の子は私に大きく手を振ると、私の視界からパッと消えていなくなってしまった。
「あっ、待って!」
手を伸ばして男の子を追うが、遠くで誰かが私を呼んでて、私は立ち止まった。
「……陽世莉、 陽世莉。遅刻するぞ」
悠人さんの声がする。