クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
真田さんの目がキラリと光る。

「え?」

それってどういう意味?

私は首を傾げたが、真田さんは構わず面接の内容に話を戻した。

「仕事の状況によっては残業もあるけど、大丈夫かな?」

「はい。問題ないです」

残業あった方が給料が増えるし、私にとっては残業が多い方が好都合だ。

「そう。今まで池野さんの他にも何人か面接したんだけど、仕事の熱意を感じる人がいなくてね。明日から宜しく頼むよ」

真田さんが微笑しながら椅子から立ち上がり右手を差し出すが、私は彼の言葉に驚いて目を見開いた。

「採用してもらえるんですか?」

暴走して面接中断させちゃったのに……。

「英語を使う仕事がしたいんでしょ?頑張ってね」

真田さんが私に向かってウィンクする。
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