クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「……そんなあ」
身体の力が抜けてガクンと床にくずおれると、朝比奈先輩が私を抱き上げた。
「え?ちょっと……朝比奈先輩?降ろして下さい!」
朝比奈先輩の腕の中で暴れると、彼に冷ややかな目で睨まれた。
「暴れるな。病人は寝てろ」
朝比奈先輩が怖くて貝のように口をつぐむと、彼は私の身体をベッドに静かに横たえた。
「喉も渇いたんじゃないか?」
サイドテーブルから朝比奈先輩がペットボトルの水を手に取る。
確かに……喉は渇いてるし、お水が欲しい。
私にそのまま手渡してくれるのかと思ったけど、朝比奈先輩は何故か手を止めた。
「あっ、飲むのを手伝おうか?」
朝比奈先輩がわざと何か急に思い出したように言って、表情を変えニヤリとする。
飲むのを手伝う?
身体の力が抜けてガクンと床にくずおれると、朝比奈先輩が私を抱き上げた。
「え?ちょっと……朝比奈先輩?降ろして下さい!」
朝比奈先輩の腕の中で暴れると、彼に冷ややかな目で睨まれた。
「暴れるな。病人は寝てろ」
朝比奈先輩が怖くて貝のように口をつぐむと、彼は私の身体をベッドに静かに横たえた。
「喉も渇いたんじゃないか?」
サイドテーブルから朝比奈先輩がペットボトルの水を手に取る。
確かに……喉は渇いてるし、お水が欲しい。
私にそのまま手渡してくれるのかと思ったけど、朝比奈先輩は何故か手を止めた。
「あっ、飲むのを手伝おうか?」
朝比奈先輩がわざと何か急に思い出したように言って、表情を変えニヤリとする。
飲むのを手伝う?