クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「今日はありがとうございました。明日から宜しくお願いします」
ここで真田さんと今日はお別れと思ったのに、彼は会議室のドアを開けると、私に向かって優しく微笑んだ。
「大切な後輩だからエレベーターの前まで送るよ」
真田さんと一緒に会議室を出て左手に五十メートルくらい歩き、エレベーターの前で立ち止まる。
「ちなみにうちのボスも同じ高校だから」
「え?」
不意に呟かれた言葉に驚いて真田さんを見上げる。
ボスも同じ高校……? それってまさか……。
凄~く嫌な予感がした。
「朝比奈悠人。海外事業部営業課課長。僕の同級生なんだけど、池野さんも知ってるんじゃないかな?彼は生徒会長だったし、僕より有名だったしね」
「朝比奈悠人……」
真田さんの言葉に顔から血の気が引いていく。
ここで真田さんと今日はお別れと思ったのに、彼は会議室のドアを開けると、私に向かって優しく微笑んだ。
「大切な後輩だからエレベーターの前まで送るよ」
真田さんと一緒に会議室を出て左手に五十メートルくらい歩き、エレベーターの前で立ち止まる。
「ちなみにうちのボスも同じ高校だから」
「え?」
不意に呟かれた言葉に驚いて真田さんを見上げる。
ボスも同じ高校……? それってまさか……。
凄~く嫌な予感がした。
「朝比奈悠人。海外事業部営業課課長。僕の同級生なんだけど、池野さんも知ってるんじゃないかな?彼は生徒会長だったし、僕より有名だったしね」
「朝比奈悠人……」
真田さんの言葉に顔から血の気が引いていく。