クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「ああ。上がれ」
真田が来れば絢香も少しは頭を冷やすだろう。
俺がロックを解除すると、絢香がハニカミながら聞いてきた。
「お兄ちゃん、今の声……真田さん来たの?」
「ああ」
俺がそう答えると、絢香は破顔した。
そう、妹は真田が好きなのだ。真田もそれに気づいてはいるようだが、妹に手は出さず普通に接している。
「真田さんが来るんですか?私……あの……帰ります」
俺と絢香の会話を聞いていたひよこが遠慮がちに声をかける。
「「帰るってどこに?」」
ひよこの言葉に俺と絢香が同時に突っ込む。
「それは……その……」
今にも泣き出しそうな顔でひよこがギュッと唇を噛み締めると、真田がもう玄関前に着いたのかドアベルが鳴った。
「絢香、鍵開けてきて?」
「わかった」
真田が来れば絢香も少しは頭を冷やすだろう。
俺がロックを解除すると、絢香がハニカミながら聞いてきた。
「お兄ちゃん、今の声……真田さん来たの?」
「ああ」
俺がそう答えると、絢香は破顔した。
そう、妹は真田が好きなのだ。真田もそれに気づいてはいるようだが、妹に手は出さず普通に接している。
「真田さんが来るんですか?私……あの……帰ります」
俺と絢香の会話を聞いていたひよこが遠慮がちに声をかける。
「「帰るってどこに?」」
ひよこの言葉に俺と絢香が同時に突っ込む。
「それは……その……」
今にも泣き出しそうな顔でひよこがギュッと唇を噛み締めると、真田がもう玄関前に着いたのかドアベルが鳴った。
「絢香、鍵開けてきて?」
「わかった」