幕末の妖狐一族 ①


「凜夜、余計なことを…。

まあいい、目的は果たせた。

不知火…お前にこの少女が救えるか?」



そういい、清平は姿を…

柚木が消えた。










ーーーーーーーーーーー




小高い丘の上から

妖狐の里を見下ろす陰陽師清平。

その隣には虚ろな瞳で人形のように立つ柚木



「さあ、準備は整った。」


もうすぐで長州と幕府軍の戦いが始まるーー



その戦いに利用されるべく、再び捕まえられた柚木。


新撰組と彼ら、陰陽師と妖狐の戦いが


いよいよ始まろうとしていた。



< 110 / 111 >

この作品をシェア

pagetop