幕末の妖狐一族 ①
柚「私にはもう生きる目的がありません
両親さえ守れない自分
里さえ守ることが出来なかった自分
長の娘でありながらその責任を果たせなかった。」
目から涙が止まらなかった…
不「…だから死ぬというのか。」
柚「…」
私は頷いた。
一族を失い親も失った自分…
そして守ることが出来なかった自分
生きていく目的が無い…
柚「だから私は死にt『ンっっ!!』」
「死にたい」
そう不知火に告げようとしたら
私の唇が不知火によって塞がれていた。