幕末の妖狐一族 ①
柚「ふっっ!ん…ふぁ…あっん…」
口の中に血の味が広がる…
身体中に力がみなぎっていく感覚だ。
柚「いきなり何を」
不「死にたいなどと簡単に口にするな
生きる理由がないのなら、
俺のために生きろ。
おまえがそんな大変な目にあっていたのに
俺は助けることができなかった。
おまえ1人が責任を感じる必要はない。
とりあえず今は何も考えるな、
俺の血を飲んだとはいえ
まだ身体の傷は
すべて治った訳では無い。
部屋を凛夜に用意させるから
そこで休め。」