闇に染まった孤独少女


「里奈屋上いこうぜ!」

「いいの?」


屋上は青嵐の溜まり場だった。


「今日は大事な話があるんだ。」

裕樹が言った。



「里奈を、姫にしようと思う。異論あるやついるか?」


「「「あるわけないだろ!」」」

「いいの?私なんかが?」



「「「「おぅ!もちろん!」」」」

「緋麗もいいよな!」

「ぅ、うん。」

私はぎこちなく答えた。


なぜなら里奈がニヤリと笑った気がするから

私はこの頃気のせいだろうと思ってた。
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