私はあなたを忘れてしまう


「おっ おかあさん!!」


「ん?どおしたの柚希」


「へ、部屋のカレンダーが2015年になってる!」


「あ、柚希にはまた言わないといけないわね・・。」

お母さんは何かを知っている素振りを見せた


ドキドキして冷や汗が出てくる


「柚希、あなたはね・・中学2年生のとき信号無視して突っ込んできた
トラックに轢かれたの・・・」


わたしにはトラックに轢かれた記憶なんてなかった。


「それで柚希はトラックに轢かれた記憶をなくし、記憶を1年間しかたもつ事ができなくなったの・・」



お母さんは悲しそうにわたしにそう言った



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