私はあなたを忘れてしまう


そんな夢みたいな話が本当にあるのかな・・。

わたしはどこか他人事のような感じできいていた。


「ごめんね柚希・・」


「んーん・・お母さんのせいじゃないよ」


とは言ったもののまだ頭がついてこない


「ちょと部屋で考えてくるね」




  トントントン


部屋に入り、ふぅ・・と息を吐きベッドに腰かけた


「ん?あのノートは?」


さっきはテンパってて気づかなかったけど机の上にノートが一冊おいてあった



「わたしの記憶ノート?」


これはきっと昨日までの自分が書いている日記だ



パラパラパラ


(2014年12月31日  今日で今年が終わる・・。

明日になればまた記憶がなくなる。

こわい・・自分で自分が分からなくなるのが・・)


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