恋も試合も全力で!【番外編】


試合が終わって、女は俺の元に来る。


「そういえば、名前なんていうの?」

「山本槇だけど…」

「槇ね。あたしのことは綾子って呼んで!」


初めから強気だった綾子。

綾子のこんなところに、俺は惹かれたのかもしれない。


俺は、チームのところに戻った。

すると、パートナーの裄が、俺に近付いてきた。


「槇、さっきの相手知り合い?」


きっと、綾子のことを言ってるんだろう。


「知り合い、じゃねーけど、
仲良くしようって言われた」

「は? なにそれ」




< 43 / 162 >

この作品をシェア

pagetop