恋も試合も全力で!【番外編】
試合が終わって、女は俺の元に来る。
「そういえば、名前なんていうの?」
「山本槇だけど…」
「槇ね。あたしのことは綾子って呼んで!」
初めから強気だった綾子。
綾子のこんなところに、俺は惹かれたのかもしれない。
俺は、チームのところに戻った。
すると、パートナーの裄が、俺に近付いてきた。
「槇、さっきの相手知り合い?」
きっと、綾子のことを言ってるんだろう。
「知り合い、じゃねーけど、
仲良くしようって言われた」
「は? なにそれ」