恋も試合も全力で!【番外編】
試合は進み、結局勝ったのは槇&裄。
結構攻撃も使って追い詰めたけど、男子のパワーと体力には勝てなかった。
「綾子ー、俺たちの勝ちだなっ」
「あーもうっ、男子の力に勝てるわけないじゃあん!」
槇の笑顔がなんかムカついて。
逆ギレしながら言い訳を並べる。
「さっ、約束だよな?
1回だけ、俺の言うこと聞いてもらうぜ?」
絶対嫌なことさせられるんだ。
聞きたくないな…
「あーはいはい。何をすればいいんですかっ。
どうせジュース買ってこいとかでしょう」
適当にあしらっていると、
「山本槇の彼女になる」
「はいはい、彼女ね…………って、え?」
槇の言葉に、耳を疑った。
彼女?
彼女って言ったよね、今?