恋も試合も全力で!【番外編】


髪を撫でながら微笑んでいると、


「ん………」


ゆっくりと浅海の目があいた。


「おはよ」


笑いかけながら声をかけると


「んー、おはよ…///」


なんだか恥ずかしそうにモゾモゾする浅海。

もしかして昨日のことか?

なんて思いながら聞くと、赤くなりながら言った。


「んーん…裄が夢に出てきたから」


あ、出てたんだ。

それだけで顔がほころぶ。

夢でも浅海に会ってたなんて、嬉しかったから。


「どんな夢だった?」

「えーとねぇ…裄を好きになった日の夢だった」


頬をピンクに染めて、上目遣いで俺を見ながら言う浅海。

俺を好きになった日の夢。

すげぇ、気になるんだけど。




< 7 / 162 >

この作品をシェア

pagetop