恋も試合も全力で!【番外編】
髪を撫でながら微笑んでいると、
「ん………」
ゆっくりと浅海の目があいた。
「おはよ」
笑いかけながら声をかけると
「んー、おはよ…///」
なんだか恥ずかしそうにモゾモゾする浅海。
もしかして昨日のことか?
なんて思いながら聞くと、赤くなりながら言った。
「んーん…裄が夢に出てきたから」
あ、出てたんだ。
それだけで顔がほころぶ。
夢でも浅海に会ってたなんて、嬉しかったから。
「どんな夢だった?」
「えーとねぇ…裄を好きになった日の夢だった」
頬をピンクに染めて、上目遣いで俺を見ながら言う浅海。
俺を好きになった日の夢。
すげぇ、気になるんだけど。