恋も試合も全力で!【番外編】


俺は綾子の方へとまわった。

俺が隣に来たのに気付いた綾子は、一瞬ピクッと反応した。

だけど、気にせず勉強を進める。


勉強に負けた気がした俺は、綾子の髪をかき分けた。

手を止める綾子。

そんな綾子の耳を、俺は甘噛みする。


「ちょちょちょ、槇!?///」


慌てた綾子は、急いで俺から離れようとする。

けれど、俺は綾子の右肩を掴んで、それを阻止した。


「槇///何してんのっ?///」

「んー、別に?」

「別にじゃないでしょ///」


俺は綾子の耳裏を、そっと舌で舐めた。

綾子がこれに弱いのを、俺は知ってる。


綾子の彼氏を3年も続けてきたんだ。

綾子のことは何でも分かる。




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