何もない関係
目的地の水族館に着くと、まず海の潮の匂いを嗅いだ。
ナツは海育ちで、海が恋しいとユウに前から言っていた。
そのため水族館デートは、ユウが強引に事を進めた。
海の匂いを嗅いだお陰か、次第にナツの機嫌が直ってきた。
ユウは安心し、海を眺めているナツを後ろから抱きしめた。
しばらく二人で海を眺めていたら知らない人が声をかけてきた。
「すみません、写真撮ってもらえませんか?」
20代前半の女性3~4人が、カメラを持って近寄ってきた。
別に写真を撮るだけなので、「いいですよ」と返事をした。
ユウにカメラを渡し、満面の笑みで去っていく女性グループ。
「私がいなかったら、逆ナンされてたんじゃない?」
と、嫌味を言う。
「それはないよ。全員タイプじゃなかったし」
(そういう問題?)と思いつつも、「そうなんだ」と返事をする。
「ピント合わせず撮ればよかったかな?」
と、冗談。
「さすがに思い出なんだから、ちゃんと撮ってあげなよ」
「残念だ~」
(本当にやりそうで怖いな~)
二人の距離も戻り、お昼ごはんにする。
レストラン街みたいに、たくさん飲食店がある。
朝食兼昼食だったので、軽いものにしようと思ったら人がたくさんいた。
結局、串カツ屋にした。
自分で揚げて、食べるシステムのお店だったので、二人で分担し、食べた。
「そろそろ水族館入ろうか」
と、店を出てナツの手を繋ぐユウ。
「うん」
と、少し嬉しそうな顔をするナツ。
二人でいよいよ水族館に入園した。
ナツは海育ちで、海が恋しいとユウに前から言っていた。
そのため水族館デートは、ユウが強引に事を進めた。
海の匂いを嗅いだお陰か、次第にナツの機嫌が直ってきた。
ユウは安心し、海を眺めているナツを後ろから抱きしめた。
しばらく二人で海を眺めていたら知らない人が声をかけてきた。
「すみません、写真撮ってもらえませんか?」
20代前半の女性3~4人が、カメラを持って近寄ってきた。
別に写真を撮るだけなので、「いいですよ」と返事をした。
ユウにカメラを渡し、満面の笑みで去っていく女性グループ。
「私がいなかったら、逆ナンされてたんじゃない?」
と、嫌味を言う。
「それはないよ。全員タイプじゃなかったし」
(そういう問題?)と思いつつも、「そうなんだ」と返事をする。
「ピント合わせず撮ればよかったかな?」
と、冗談。
「さすがに思い出なんだから、ちゃんと撮ってあげなよ」
「残念だ~」
(本当にやりそうで怖いな~)
二人の距離も戻り、お昼ごはんにする。
レストラン街みたいに、たくさん飲食店がある。
朝食兼昼食だったので、軽いものにしようと思ったら人がたくさんいた。
結局、串カツ屋にした。
自分で揚げて、食べるシステムのお店だったので、二人で分担し、食べた。
「そろそろ水族館入ろうか」
と、店を出てナツの手を繋ぐユウ。
「うん」
と、少し嬉しそうな顔をするナツ。
二人でいよいよ水族館に入園した。