先生と私


多分、彼女はわたしの初恋の人だ。


こんなに人を好きになったことは今までにない。


彼女のためなら何だってしよう。


はっきりとそう誓える。


でも、この気持ちは伝えないでおこうと思った。


わたしたちは教師と教え子で。


歳だって10歳以上も離れてて。


それに、わたしは彼女にあんな最低なことをしてしまったから。


だから、彼女を幸せにする資格も、当然あるはずがなかった。


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