こじらせ女子の恋愛事情
「そうか、もう晩ご飯か」

パソコンの画面の下に表示されている時計に視線を向けると、午後7時を過ぎていた。

休んでいるせいか、時間の感覚と言うものを失くしかけていた。

お腹が空いたから何かを作って食べよう…と思ったけど、
「今日は外で食べようかな」

4日間もひきこもって話を書いていたから、外の空気を吸いに行きたい。

いつものハワイアンカフェで晩ご飯を食べようと思い立つと、それまで書いていた話の保存をして、パソコンの電源を落とした。

外に出るから着替えようかと思ったけれど、
「このままでいいか」

黒のパーカーとジーンズの格好のまま、私はカバンの中に財布を入れた。

そのうえにダウンジャケットを身につけると、家を後にした。
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