こじらせ女子の恋愛事情
どうしよう…。

全然答えてくれないや…。

でも面倒を見て欲しいと頼まれたから断る訳にもいかないし…。

「ちょっと待っててね。

今、冷蔵庫からジュースを持ってくるから」

仕方ない、ここは食べ物でつろう。

そう判断をした私は給湯室の冷蔵庫からよく冷えたグレープジュースとオレンジジュースを持ってきた。

「はい、君はどっちがいいかな?」

2つのジュースを見せたら、彼はグレープジュースを指差した。

私はグレープジュースのふたを開けると、彼に渡した。

彼はそれを受け取ると、1口だけ飲んだ。

私はオレンジジュースを持ったまま、彼の隣に腰を下ろした。
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