こじらせ女子の恋愛事情

今までの態度を許してください

とは言ったもの、私は悩んでいた。

松坂くんに思い出したことを話して謝ろうと決意をして翌日を迎えたのはいいけれど、どうすればいいのかわからなかった。

１週間も松坂くんを避けていたから、彼にとても話しかけづらい。

自分がまいてしまった種とは言え、どう処理をすればいいのかわからない。

困ったな…。

このまま誤解したまま、松坂くんと仕事をするのはやりづらいにも程がある。

「浜崎さん」

そう思っていたら、松坂くんが話しかけてきた。

わっ、きた！

「何でしょうか？」

そう聞いた私に、
「７年前に販売されたデジカメの資料なんですけど、どこにあるか知ってますか？」

松坂くんが聞いてきた。