こじらせ女子の恋愛事情
その場から大股でスタスタと歩き出した。

全く、とんだタイムロスになっちゃったじゃないのよ!

あの涼しい顔のイケメンの鼻とプライドをへし折ってやりたい!

全ての女が自分の言うことを聞くと思わないで欲しいわ!

いつものハワイアンカフェに到着すると、観葉植物が置いてある奥まった席に腰を下ろした。

創作活動をする時はこの席に座って更新をしたり、話の展開を考えたりしているのだ。

店員にアサイージュースとジェノベーゼソースのペンネパスタを注文すると、カバンからスマートフォンを取り出した。

画面がチカチカと点滅をしていたので確認すると、メールが1件きていた。

関口女史からのメールだった。

えーっと、来週辺りに打ち合わせをしたいので空いている日を教えてくれませんか…ね。
< 38 / 183 >

この作品をシェア

pagetop