こじらせ女子の恋愛事情
空っぽになったパスタの皿を隅の方に置いて店員が回収してくれるのを待った。

「さて…」

再びカバンからスマートフォンを取り出すと、関口女史からのメールがきていた。

確認をすると、来週の金曜日の１７時半に打ち合わせをしたいと書いてあった。

私はわかりましたと返信すると、今度こそ書き下ろしの話に集中した。

打ち合わせの日も決まったことだし、いろいろと決めなくっちゃ。

メールとスケジュールのアプリを終了させると、今度はメモ帳のアプリを起動させた。

このメモ帳には小説のネタや更新中の小説の展開などが簡単にだけどメモしてあるのだ。

「いくつか候補を出した方がいいよね…」

画面をスクロールさせて、候補になりそうなネタを探した。
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