こじらせ女子の恋愛事情
最初はどんなものだろうと言う軽い気持ちで、当時サイトで総合１位を記録していた小説を読んだらあっと言う間に夢中になってしまったと言う訳である。

しかも作者は私と同い年である。

これ、もしかしなくても私でも書けるんじゃないかしら…？

読み終わったのと同時にそんな思いが頭の中に浮かんだ。

当時の私は文章を書くことが得意で、想像――妄想と言った方が正しいのかも知れない――することが唯一の趣味だった。

この２つを活かせることができる場所は、ケータイ小説しかない！

そう思った私は特に迷うことなく、サイトに登録した。

ペンネームは“浜崎じゅん（ﾊﾏｻｷｼﾞｭﾝ）”だ。

名前の由来は父方のおじさんだ。

弁護士として働いているおじさんは芸能人のようにとてもかっこよくて、子供の頃からの憧れの存在だった。

そんな気持ちからペンネームとして彼の名前を一部だけ拝借させてもらった。
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