こじらせ女子の恋愛事情
今日は厄日か!

電話回線のトラブルは起こるは、お礼をさせろって言われるは…何これ、新手のいじめ!?

いじめにしろ何にしろ、度合いが過ぎているにも程があるんじゃない!?

いい加減に堪忍袋の緒が切れそうなんですけど!?

「お断り!」

私は叫ぶように、松坂くんに言い返した。

彼が私の叫び声に驚いたその瞬間、走ってその場から立ち去った。

何が1時間だ!

何が30分だ!

私からして見たらとんだタイムロスだよ!

ただでさえ電話回線のトラブルでタイムロスを被っているんだから、これ以上タイムロスを被られたらたまったもんじゃない!

「本当にロクでもないんだから!」

駆け込むように、私はいつものハワイアンカフェへと入った。
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