こじらせ女子の恋愛事情
当たり前だけど、この美味しさにはかなわない。

頭と躰を酷使したからガッツリメニューと糖分を補充して、書き下ろしの話のまとめに取りかかりたかったのにー!

なのに、クソチャラ男にストーカーみたいなことをされたうえに、一緒のメニューを食べることになったんだ!?

いじめにしろ何にしろ、質が悪いにも程があるでしょ!

クソクソクソクソーッ!

「浜崎さん、ゆっくり食べた方がいいですよ。

躰に悪いですよ」

松坂くんに声をかけられたせいで喉につまりそうになった…が、すぐにストロベリーラテに手を伸ばしてそれを飲んだことで事なきを得た。

人が食べてる時に話しかけんじゃないわよ、このクソチャラ男!

「えっ、クソチャラ男?」

松坂くんが聞き返したので、
「えっ?」

私は思わず聞き返した。
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