こじらせ女子の恋愛事情
息を吐きたいのはこっちだよ!

テメーのせいでこっちはとんだ大恥だよ!

今すぐ穴を掘って、冬眠したいくらいだよ!

「ここまで敵対心を抱かれてるとなると…」

松坂くんは考え込んだ。

それを見計らってから、
「お待たせしましたー、フリタータとストロベリーラテです」

松坂くんの前に先ほど頼んだメニューが置かれた。

「うわっ、デカいな」

フリタータを見た松坂くんが驚いた声をあげた。

そりゃ、たまごを5個も使用したガッツリメニューですからね。

私は心の中で毒づくと、フリタータを口に入れた。

これで養分を補給するはずがクソチャラ男のせいで余計な体力を使うことになっちまったよ。
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