春、あの子に恋をした。─年上彼女はどうですか?─
『あれ?』
私は疑問に思った。
いつもは誰もいない桜の樹のしたで、誰かが寝ていたからだ。
そーっと近づいてみると、その誰かが起きた。
『こんにちは!』
とりあえず、挨拶だけしておいた。
その誰かもムクッと起き上がって、
「ちわっす…。」
と、返事を返してくれた。
改めて顔を見ると、整った顔、程よい程度についた筋肉、極めつけは綺麗な茶色の髪だった。
これは世間でいう、イケメンだろう。
と、ボケーとしている間に、そのイケメンは
校舎の方へと行ってしまった。
『名前聞いとけば良かったな。』
そういえば、あんな顔学校でまだ見たことなかったなー。
そんなことを考えながら私は眠りに落ちた。
‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐