with you*初めて気付いたこの気持ち*
そう、私の返すシャトルは何故か相手の取りやすい位置にばかりいってしまう。

その上1回のラリーが異常に長く続いてしまうから大変だ。


最終的に撃ち込まれて終わるんですが…



「とにかく、九重との接点も部活がなくなればほとんどなくなるんだから」


「だからそんなんじゃないって!
私と彼方は…」


「何?呼んだ」


「呼んでない。

…お手洗いいってくる」



いつの間にかそばにいた彼方から離れようとする。



「おい四葉」



後ろから彼方の声が聞こえたが無視。


少しして、クラスの男子が彼方を祝う声が聞こえた。

思わず立ち止まったけどすぐに走り出した。


トイレの洗面台で深呼吸をする。
鏡を見ると、悲しげな自分がいた。


最近、自分がおかしい。
どうしてこんなにムキになっているのだろう?


すごく胸が苦しかった。




< 5 / 24 >

この作品をシェア

pagetop