ハロウィンにて
「孝太、どうしたの?瞑想、終わり?」

「あ、友化、もう出たの?」


 俺は、慌てて、テレビを消した。

 そして、慌てて、友化に背を向けた。


「友化、服、着ろよ!背中に、胸、当たってるぞ」

「あ、ごめん。ちょっと、お湯の温度、暑かったから、しばらく、冷ますのに、裸でいたいから、あっち、見てて」

「友化の裸なんて見たくないから、別にいいけどさー。下着ぐらいつけろよな」

「はーい。でも、興味ないのなら、別にいいじゃん。しばらく、この生まれたての恰好のままいまーす」

「おう。俺、向こうのベッドで寝てるわー」

 こういう場所って、ベッド1台かと思ってたけど、ここ、2台、あるんだな。

















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