ハロウィンにて
「孝太、起きて!」

「起きて!」




「・・・・・・あー、もう、そんな時間か。どれぐらい、寝てた?」

「30分」

「あ、そっか」

「寝ぼけないで、ちゃんと起きて」

「うーん」


 友化、まだ、裸に見える・・・・・。

 胸大きいな・・・・・。





 あ、友化、下着、つけてない。

 しかも、このベッド、回ってる?


「ベッド、回ってる?」

「うん。本当の事言ったら、止めてあげる」

「本当の事?」

「私の裸に興味ないって、嘘!」

「嘘じゃねえし」

「じゃ、本当の事、言わせようか」

「何、それ」





「友化、何、するんだよ!寒いじゃないか」

「まぁ、見ててみなさい」


見ててみなさいって何だ。

 寒いから、早く穿きたいけど、ベッド回ってるし、俺の三半規管が、言うこと聞いてくれねぇ。

 俺の三半規管、弱いなー。

 って、言ってる場合じゃないし。

 この状態だと、隠せないぞ。






「おい!何してんだよ」

「とりあえず、私のおっぱいで、孝太の息子をかわいがってあげようと・・・。トランクスの上から」

「やめろ!」

「・・・・・何?これ、色営業するつも・・り?」

「違うけど?」

「じゃ、や・・・・・めっ」

「無理。もう少し。あ、息子、たってきたよー。こうする前から、少し、立っていたもんね。私の裸に興味、あるでしょ?」


 本当、ヤバい。

 友化のおっぱい、気持ちいいし、もう、無理。


「こ・・のベッド、止めて!」

「じゃ、本当の事、言う、言うから」


 はぁ。やっと、止まった。


「もし、また、嘘いったら、回すから」



「・・・・・・友化の裸、興味ある・・から!風呂の時見えてたし」

「嘘!」

「これ、本当。あっち、見て」





「外からしか、見えないマジックミラーなのね・・・・」


 友化の動きが、弱まってるうちに!






「あ、孝太〜」

「もう、いいだろっ。ホントのこと、言ったし」


 あのまま、いたら、沼に嵌ってしまって・・・・・。




「孝太、その状態・・で帰れ・・るの?」


 あれ、友化の顔、紅い?


「一人でな、できるから。俺、トイレ行ってくるから」


「待って・・・。私が無理。最後まで、しよっ」

「何、言ってる?」
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