[短編]向日葵
「向日葵・・・お誕生おめでとう。俺からの誕生日プレゼントなんだけど・・・目瞑って。」

私は静かに目を閉じる。


「目開けて」

薬指にシルバーのリングが光っていた。

太陽にも同じものが光っていた。


「離れてもずっと一緒だからな」


太陽の顔が近づいてきた。
それを合図に目を閉じる。


観覧車のてっぺんでキスなんてベタだけどやっぱり感動します。


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