♡*⇝アナタとワタシの片想い❥» ➸。
雛子(ヒナコ)は私の一番の友達‼︎
背は私よりも頭一個分小さくて、髪の毛は栗色で長くって、天パでクルクルのフワッフワで、もーーーちょーぜつ可愛いんだ‼︎
気は強いけど、他人思いで優しい子だ。
そんなコト思ってると、校門の方から小さいフワフワの生き物が向かってきた。
「雛子ーーーーー!!おは…ブホォ!?」
お腹に痛みが生じる。
そこには小さなフワフワの生き物の拳がある。
そう……。見た目はヒヨコのように可愛らしい雛子だが、実は空手部主将で帯は黒帯。
大会でも優秀な成績を残している、ライオンだったのです。
「ゆうちゃん⁇ 今何か変なコト考えてなかった??」
「はいぃぃぃ~!!すみませんでした!!!」
何故か私の感情を読み取る雛子。
昔、なんでわかるの?ーーって、聞いたことがある。
その時、雛子が言った言葉は、
【匂い。】だった。
納得してしまう私がいるのに驚きだ。
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