僕の彼女がジャニヲタな件
ザワザワ…
やっぱ女の子が多いんやなー…
「バレたらほっとこー」
「はっ!?︎それ勘弁やわ…」
ポップコーンとコーラを頼み,場内に入った。
うわ、真ん中とかめっちゃええ席。
「はいっ。重岡のぶん」
「…なぁ、重岡ってやめてくれへん?」
「え?」
「重岡ってバレやすいから…」
…?
口をもごもごさせて話した。
…何が言いたいんや。
「…大毅って呼んでやー」
「…大毅?」
…まぁ沢山居そうやな。
「なんか、ほんまの彼氏みたいやな、笑」
「……」
CMが終わり、映画が始まった。
ザワザワ…
「…すげー笑顔」
「山崎君かっこええなあ〜♡」
壁ドンとか一生の憧れや…
とも君、何諭吉で壁ドンしてくれるかなぁ…
「てか大毅、途中あくびしとったやろ?」
「バレてた?」
「バレバレやからー」
「飯美味いとこ連れてったるから。許してやー、笑」
約束通り、美味しい焼肉屋さんに連れてってくれた。
ジュー…
「お酒頼まんの?」
「子供の前で悪影響やんけ」
…すっっげー親父くせぇな…。
意外と生真面目なんやなぁ。
「…なべちゃんって、彼氏居た事あるん?」
「ないよ?」
「…俺ってさ、なべちゃんの恋愛対象内に入ってるん?」
お箸を置き、私と目を合わせて質問してきた。
「…恋愛って面倒臭いやん」
お互いに気を遣って話さなあかん、友達よりも趣味よりも彼氏優先。
そんなん絶対嫌やし。
「…でも、圏外ではないかなー…?」
ピタッ
大毅の動きが止まった。
「…好きって言われて、けっこう嬉しかったしね!」
今まで告られてきたことないから、告白されて嫌じゃなかった。
「自分の事好きになってくれた事、はっきりそう言ってくれた事、めっちゃ嬉しいから」
「…ほな、脈ありなん?」
「まぁ、そこは大毅次第ちゃうかなー♪」
大毅と過ごす時間はあっという間でアイドルなんてこと忘れて騒いどった。
「うわー、もうこんな暗いんや…」
ショッピングモールを出た頃には、もう20時過ぎで雨も降ってた。
「傘あるけど…」
…相合傘っっ///
「…しゃーないか」
バサッ
大毅が私の傘を開き、私を自分の方へ寄せた。
「…///」
近っ…
この時の私はドキドキしてて、少しだけその気持ちが恥ずかしかった。
「…こういうん凄い憧れやったんやー」
「え?」
「好きな子と、2人で出かけるんが」
私を見てはにかんだ。
…そっか。
撮られたらまずいもんな…。
「…デビューしたけど、すっげー不安なんや」
「……」
「ほんまに俺なんかがデビューしてよかったんかって…なんて悩んだり、笑」
……
大毅は無理して笑っていた。
「デビューしたからには頑張らなって思ってるんだけどな…」
「…大毅はデビューしてよかったんやで?」
「え?」
「今まで辛いこと頑張ってきたやろ?それ乗り越えたから、今があるんやろ?」
…あっ。
柄でもないこと言ってしまった。
「…ありがと、なべちゃん」
ポンッと頭を撫でられた時、胸がドキドキした。
「…う、うん…」
何で…?
やっぱ女の子が多いんやなー…
「バレたらほっとこー」
「はっ!?︎それ勘弁やわ…」
ポップコーンとコーラを頼み,場内に入った。
うわ、真ん中とかめっちゃええ席。
「はいっ。重岡のぶん」
「…なぁ、重岡ってやめてくれへん?」
「え?」
「重岡ってバレやすいから…」
…?
口をもごもごさせて話した。
…何が言いたいんや。
「…大毅って呼んでやー」
「…大毅?」
…まぁ沢山居そうやな。
「なんか、ほんまの彼氏みたいやな、笑」
「……」
CMが終わり、映画が始まった。
ザワザワ…
「…すげー笑顔」
「山崎君かっこええなあ〜♡」
壁ドンとか一生の憧れや…
とも君、何諭吉で壁ドンしてくれるかなぁ…
「てか大毅、途中あくびしとったやろ?」
「バレてた?」
「バレバレやからー」
「飯美味いとこ連れてったるから。許してやー、笑」
約束通り、美味しい焼肉屋さんに連れてってくれた。
ジュー…
「お酒頼まんの?」
「子供の前で悪影響やんけ」
…すっっげー親父くせぇな…。
意外と生真面目なんやなぁ。
「…なべちゃんって、彼氏居た事あるん?」
「ないよ?」
「…俺ってさ、なべちゃんの恋愛対象内に入ってるん?」
お箸を置き、私と目を合わせて質問してきた。
「…恋愛って面倒臭いやん」
お互いに気を遣って話さなあかん、友達よりも趣味よりも彼氏優先。
そんなん絶対嫌やし。
「…でも、圏外ではないかなー…?」
ピタッ
大毅の動きが止まった。
「…好きって言われて、けっこう嬉しかったしね!」
今まで告られてきたことないから、告白されて嫌じゃなかった。
「自分の事好きになってくれた事、はっきりそう言ってくれた事、めっちゃ嬉しいから」
「…ほな、脈ありなん?」
「まぁ、そこは大毅次第ちゃうかなー♪」
大毅と過ごす時間はあっという間でアイドルなんてこと忘れて騒いどった。
「うわー、もうこんな暗いんや…」
ショッピングモールを出た頃には、もう20時過ぎで雨も降ってた。
「傘あるけど…」
…相合傘っっ///
「…しゃーないか」
バサッ
大毅が私の傘を開き、私を自分の方へ寄せた。
「…///」
近っ…
この時の私はドキドキしてて、少しだけその気持ちが恥ずかしかった。
「…こういうん凄い憧れやったんやー」
「え?」
「好きな子と、2人で出かけるんが」
私を見てはにかんだ。
…そっか。
撮られたらまずいもんな…。
「…デビューしたけど、すっげー不安なんや」
「……」
「ほんまに俺なんかがデビューしてよかったんかって…なんて悩んだり、笑」
……
大毅は無理して笑っていた。
「デビューしたからには頑張らなって思ってるんだけどな…」
「…大毅はデビューしてよかったんやで?」
「え?」
「今まで辛いこと頑張ってきたやろ?それ乗り越えたから、今があるんやろ?」
…あっ。
柄でもないこと言ってしまった。
「…ありがと、なべちゃん」
ポンッと頭を撫でられた時、胸がドキドキした。
「…う、うん…」
何で…?