僕の彼女がジャニヲタな件
出逢い
ピロンピロン♪
23時過ぎ、マスクをつけたお客さんが来た。
…芸能人とか!?
いやでもこの季節やから花粉症なだけかも…
「…いらっしゃいませー…」
男の人で、黒髪。
黒のVネック姿で、身長も結構あった。
あ、雑誌コーナーに行った。
10分ほど、雑誌コーナーにおった。
…変な人。
ガサガサ…
雑誌一冊と水、カップ麺をカゴに入れた。
カツカツ…
「ありがとうござ…」
「あ。…WEST!」
「…は?」
…はっ。
雑誌の表紙がWESTで思わず反応してしまった。
「あ、好きなん?」
ビクッ
…この声ってもしかして…。
いや…
間違えとったら失礼やし…
「は、はい!」
返事をすると、男の人はマスク越しでも伝わるぐらい、素直に笑みをこぼしとった。
「…ありがとう」
…やっぱこの人…重岡やんな…?
…プライベートやから言わんとこ。
この時間やし、疲れてるやんな?
「1075円で、700円につき1回くじ引き出来ます!どうぞ!」
ガサガサ…
箱から重岡がくじを取り出した。
カサッ
「あ、ビタミンレモンですね!」
「…そう…」
「はいっ!お仕事頑張ってくださいね!」
…はっ!
こんなん気付いてるんバレバレやん…汗
「い、入れときますね…!」
「…はははっ、笑」
…あっ。
重岡がマスク越しでクシャッと笑った。
プライベートでこんな顔するんや…。
「渡辺さん、ありがとう」
え?
何で苗字…?
「ネームプレート、笑」
そう言って自分の胸元を指さした。
「…あ!そうかっ」
嘘、重岡に苗字呼ばれた…
とも君ちゃうんがアレやけども。
ピロンピロン♪
「…夢みたい」
ひょんなことからの出会いが、私の人生を大きく変えた。
「…また来てくれるかな…?」
23時過ぎ、マスクをつけたお客さんが来た。
…芸能人とか!?
いやでもこの季節やから花粉症なだけかも…
「…いらっしゃいませー…」
男の人で、黒髪。
黒のVネック姿で、身長も結構あった。
あ、雑誌コーナーに行った。
10分ほど、雑誌コーナーにおった。
…変な人。
ガサガサ…
雑誌一冊と水、カップ麺をカゴに入れた。
カツカツ…
「ありがとうござ…」
「あ。…WEST!」
「…は?」
…はっ。
雑誌の表紙がWESTで思わず反応してしまった。
「あ、好きなん?」
ビクッ
…この声ってもしかして…。
いや…
間違えとったら失礼やし…
「は、はい!」
返事をすると、男の人はマスク越しでも伝わるぐらい、素直に笑みをこぼしとった。
「…ありがとう」
…やっぱこの人…重岡やんな…?
…プライベートやから言わんとこ。
この時間やし、疲れてるやんな?
「1075円で、700円につき1回くじ引き出来ます!どうぞ!」
ガサガサ…
箱から重岡がくじを取り出した。
カサッ
「あ、ビタミンレモンですね!」
「…そう…」
「はいっ!お仕事頑張ってくださいね!」
…はっ!
こんなん気付いてるんバレバレやん…汗
「い、入れときますね…!」
「…はははっ、笑」
…あっ。
重岡がマスク越しでクシャッと笑った。
プライベートでこんな顔するんや…。
「渡辺さん、ありがとう」
え?
何で苗字…?
「ネームプレート、笑」
そう言って自分の胸元を指さした。
「…あ!そうかっ」
嘘、重岡に苗字呼ばれた…
とも君ちゃうんがアレやけども。
ピロンピロン♪
「…夢みたい」
ひょんなことからの出会いが、私の人生を大きく変えた。
「…また来てくれるかな…?」