3年後の約束。
結局、向井とふたりで買い出しに行く私。
ちょっと離れたフードコートに向かった。
私「なんで私まで…。てかさあ、あの二人付き合ってるみたいだよね。」
私は気にかかってたことを向井に言った。
向井「あ~、協力しろとは言われた。」
私「え?!なにそれ?!初耳ですけど!どうゆうこと?!」
向井「啓が唯ともっといい感じになりたいって。」
えーーーーー
そうだったの?!
啓って唯のこと好きだったの?!
全然気付かなかった。
私「あ、だから私が日にちずらしてほしいって言った時、あんなに怒ったんだ。早く唯と遊びたいから。」
向井「たぶんそうだな(笑)ガキだな、あいつも。」
そうやってふたりして笑った。
私「じゃあ、いっぱい協力してあげないとね!」
向井「お、おう。」
向井は少し驚いたように言った。
私「どうしたの?」
向井「いや、意外とはりきっててびっくりした。」
私「そりゃ、大事な友達のためだもん!」
向井「そうだな。」
あ、笑った。
たまに見せる笑顔にドキっとしてしまう。
調子が狂う。
顔が熱くなる。
なんだこれ…。
たまにしか笑ったりしないからだ、きっと。
私はそう思ってフードコートで唯たちに頼まれたものを買った。