3年後の約束。
ふたりで。


一通り乗り物に乗り終わって4人でぶらぶら歩いている。

向井の顔色はあまりよくない。

それに反して唯と啓はとても楽しそうにしている。


唯「ねえねえ!またお腹すいた~どっかで食べようよ!」

唯の意見でフードコートへ向かった。


唯と啓は本当のカップルのようにもう買い物を始めている。


まだ向井は気分が悪そう。


私「向井、大丈夫?」

向井「ああ…。」

大丈夫じゃないな。

私「向こうで座るか。」

向井が気分悪そうだったので向こうのベンチで座ろうと唯たちに伝えようとしたら…


あれ…さっきまでいた唯たちがいない…あれ?!
まわりを見渡してもいない。
どこいった?!

急いで連絡をしてみたけど出ない…。

あいつら抜け駆けしやがったな!
くそぉ…。

向井は探せる状況じゃないし、おいていけないし…。

まあ、いっか。
ふたりっきりにしてあげよう。


私はふたりを諦めて向井にいるところへ戻った。


向井「あのふたりは?」

私「いなくなった。ふたりでデート楽しんでんじゃない?」

向井「え。そうなの?まあ、そうだろうな。」

ふたりして冷静な私と向井。
似てるのかなんやら。

そのまま買った食べ物をつまみながらしばらくふたりでボーっとしていた。



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