3年後の約束。
帰り道。
唯「遥希~遊太~起きて~着いたよ~。」
いつの間にか寝ていた私は唯に起こされた。
あれ、もう駅?
起きたころにはバスから電車に乗り換える駅に到着していた。
私「ん~~~~~」
座って寝ていたため、私は体の伸びをした。疲れのせいもあるのか体じゅうが痛い。
遊太「ふぁ~~~」
私に続いて隣の遊太が大きなあくびをした。
私「あれ?むかっ…じゃなくて、遊太も寝てたの?」
やっぱりまだ名前で呼ぶのは慣れない。
遊太「ん~~。」
遊太はあくび混じりの返事をした。
唯と啓の顔を見ると、ふたりとも寝むそうな顔をしている。
啓「じゃあ、電車乗って帰るべ。」
そう啓が言って、私達は啓についてき、電車に乗った。
そしてまた4人とも寝てしまった。
でも、なんとか降りる駅では起きれた。
もうすっかり外は真っ暗だった。
唯「今日はほんとに楽しかったね!いい思い出ができた!またみんなで遊ぼうね!」
私、啓、遊太「おう。」
私達は3人で少し照れたような返事をした。
次いつ集まるんだろうと私は少し思った。
唯「じゃあ、またね~。いつでも連絡してね!」
と、唯は言って啓を連れて帰って行った。
あ、一緒に帰るんだ。
まあ、そうだよね。
そう思いながら解散になったので、一人で帰ろうとすると…
遊太「おい。」
遊太に後ろから呼び止められた。
私「な、なに?」
遊太「俺のチャリ、兄貴が勝手に乗って行って次の駅に置いてあるって。だからついてきて。」
はーーーー?!なにそれ!!
なんで私がついて行かなきゃいけないの?!
寒いし!夜だし!
私「なんで私も行かなきゃいけないの?!またここから電車乗って次の駅で降りればいいじゃん!歩いて行くの遠い!」
遊太「電車代かかるし、こんな夜に一人で歩いてくの怖いじゃん。」
私「知らないしそんなの!なんで女について行かせんだよ!」
遊太「いいからいいから。早く行くよ。」
そうやって意味のわからない言い訳をして私を無理やり引っ張っていった。