3年後の約束。
誠也『ねえ遊太!俺、遥希ちゃんの顔見たい!写メとかないの?』
遊太『そんな見るもんじゃないよ。見ても得しないよ。』
このやろう。
たしかにそんな顔ですがなんかむかつくわ。
私『そ、そうだよ~。私の顔なんか見ないほうがいいよ~(笑)』
なんとかうまく返事をした。
誠也『え~、残念。絶対可愛いのになぁ。』
口がうまいなぁ、この人は。
少しは遊太も見習ってほしいね。
と、とりあえず話題変えよ。
私『遊太と誠也くんはそんなに仲良いの?』
誠也『うん。バレークラブの練習が終わったあととかついでに遊んだり、よくうちに漫画読みに来るよ。』
私『へ~。誠也くんちにも漫画読みに行くんだね。』
誠也『誠也くんちにもって、遥希ちゃんちにも来るの?』
私『うん。新刊読みに来たり、漫画借りて行ったり。』
誠也『そうなんだ(笑)漫画大好きだね、遊太は。今も読んでる……あれ?さっきまで漫画読んでたのにもう寝てる。』
寝るの早っ!
てか、自分のケータイで人に電話させといたままよく寝れんな!
ほんとわけわからんわ。
私『ごめんね、なんか…。』
誠也『なんで遥希ちゃんが謝るの(笑)』
私『なんとなく…。もう悪いから切るね!おやすみ!』
誠也『え、ちょ、まっt』
私はそんな会話が続けられないと思いすぐに切ってしまった。
なんか言いかけてたけど申し訳なかったかな…。
まあいっか。
遊太の友達だしね。
会うこともないだろう。
忘れよっと。
私はそう言い聞かせてすぐに眠りについた。