小さな恋のメロディ
「紺野くんが…もう三日も帰って来ない…」
「電話は?」
「…繋がらない」
哲平が紺野くんに電話をする。
「電源切ってるな!」
「結構前から夜に出掛ける事が増えてね…。他の女の所に行ったんだと思う」
里沙は又、泣き崩れてしまった。
里沙の話によると、紺野くんは里沙の親からの仕送りのお金を使って、キャバクラに通っていたらしい…。
紺野くんの行動がおかしいと思って、紺野くんの財布を見たら、キャバクラの名刺があって、問いただすと紺野くんは出て行ったという事だった。
夕方になり、里沙が念のためメモしておいた、紺野くんが通っていたキャバクラに電話すると、女の子も消えていた。
私は後悔していた。
里沙が何度か私に発信していたSOS…。
ちゃんと聞いていれば、この現実を変える事は出来なくても、支えになってあげる事は出来たのに…。
「俺、今日は休むから泊って行けよ?」
「…いいの?」
「当たり前だろ!なっ、綾香」
「うん!」
出勤予定だった私は、二人に気付かれないようにマリナに休むとメールをした。
少しずつ元気になっていく里沙を見て、里沙との絆が深まったような気がしていた。
「電話は?」
「…繋がらない」
哲平が紺野くんに電話をする。
「電源切ってるな!」
「結構前から夜に出掛ける事が増えてね…。他の女の所に行ったんだと思う」
里沙は又、泣き崩れてしまった。
里沙の話によると、紺野くんは里沙の親からの仕送りのお金を使って、キャバクラに通っていたらしい…。
紺野くんの行動がおかしいと思って、紺野くんの財布を見たら、キャバクラの名刺があって、問いただすと紺野くんは出て行ったという事だった。
夕方になり、里沙が念のためメモしておいた、紺野くんが通っていたキャバクラに電話すると、女の子も消えていた。
私は後悔していた。
里沙が何度か私に発信していたSOS…。
ちゃんと聞いていれば、この現実を変える事は出来なくても、支えになってあげる事は出来たのに…。
「俺、今日は休むから泊って行けよ?」
「…いいの?」
「当たり前だろ!なっ、綾香」
「うん!」
出勤予定だった私は、二人に気付かれないようにマリナに休むとメールをした。
少しずつ元気になっていく里沙を見て、里沙との絆が深まったような気がしていた。