小さな恋のメロディ
翌日、私は里沙の家に向かった。
哲平との事も気になっていたけど、里沙と連絡が取れないのが嫌だったから…。
里沙は初めて出来た友達だから
玄関のチャイムを鳴らす。
……。
「居ないの?」
私は里沙の部屋の前に座り込んだ。
どのくらい待ったのだろう?
暫くすると、里沙が帰って来た。
「…何やってんの?」
「ちょっといいかな…?」
「…上がって」
里沙は鍵を開け部屋の中に入り、私も部屋に上がる。
「奇麗にしてるんだね」
「……話しがあるんじゃないの?」
里沙は私とは目も合わせないで言った。
「あっ、これ里沙のだよね?」
以前うちで見付けたピアスを、里沙の見せた。
里沙はピアスを奪う様に取って、静かに口を開く。
「昨日の話し、聞いてたんでしょ?」
「えっ?」
「哲平との話し、聞いてたんでしょ?」
「……」
「私、哲平が好きよ?」
「…嘘」
「早く別れてよ!」
「里沙…?」
「…もういいでしょ?!帰って!!」
里沙は私の背中を押し、私は部屋から押し出されるように部屋を出た…。
やっぱり…聞き間違いなんかじゃなかった。
聞き間違いなんかじゃなかった……。
哲平との事も気になっていたけど、里沙と連絡が取れないのが嫌だったから…。
里沙は初めて出来た友達だから
玄関のチャイムを鳴らす。
……。
「居ないの?」
私は里沙の部屋の前に座り込んだ。
どのくらい待ったのだろう?
暫くすると、里沙が帰って来た。
「…何やってんの?」
「ちょっといいかな…?」
「…上がって」
里沙は鍵を開け部屋の中に入り、私も部屋に上がる。
「奇麗にしてるんだね」
「……話しがあるんじゃないの?」
里沙は私とは目も合わせないで言った。
「あっ、これ里沙のだよね?」
以前うちで見付けたピアスを、里沙の見せた。
里沙はピアスを奪う様に取って、静かに口を開く。
「昨日の話し、聞いてたんでしょ?」
「えっ?」
「哲平との話し、聞いてたんでしょ?」
「……」
「私、哲平が好きよ?」
「…嘘」
「早く別れてよ!」
「里沙…?」
「…もういいでしょ?!帰って!!」
里沙は私の背中を押し、私は部屋から押し出されるように部屋を出た…。
やっぱり…聞き間違いなんかじゃなかった。
聞き間違いなんかじゃなかった……。