君に熱視線゚
苗の一人ボケは止まらない。
「あちゃ
あたしはどっちの味方につけばいいの!?
これじゃ、まるで嫁姑問題に挟まれた気弱な旦那みたいじゃん!!」
「まだ言うかお前はっ!?」
一人で頭を抱えて勝手に想像を膨らませ、いつの間にか嫁姑問題の話しを語り始める苗に由美はしきりにツッコミをいれている‥
そして、その隣では考え込む中島がいた……。
(晴樹さんのあの表情って……まさか、よね‥?)
食事をしている間、いつ晴樹に話しかけようかと様子を伺っていた中島は、苗を見つめて変化する晴樹の表情がずっと気にかかっていた……。
中島は由美の隣で一生懸命喋る苗を見つめる。
「んでさぁ~そんな嫁と母親がバトってる家に帰りたくなくて、スナックに通い詰めちゃうんだよ!!」
「あんたがスナック通い詰めてどないするん!?」
由美は間髪開けずにツッコミを入れている…
話題はまだ、嫁姑問題のままのようである。
(……もう少し様子を見てみないとわかんないわね‥)
冷静な中島にも今の状況を見ての判断は難しかった…。