君に熱視線゚


そして、夏目もその雰囲気を感じ取っている。夏目の晴樹を見る目も鋭くなっていた‥

二人の雰囲気に気づかず鈍感な苗は火に油を注ぎ始める


「試合で勝てるように今、朝も放課後も練習してるから、大ちゃんの分も弁当作ってきてんだょ‥大ちゃん自分の弁当早弁するからさあ…」


「弁当作ってきてる!?」


苗の言葉に晴樹は目を向いて聞き返した!
見ると確かに同じ弁当箱に中身も同じおかず‥‥


「へぇ‥‥‥‥」

晴樹の声のトーンが下がると同時にその場の雰囲気も変わってきた‥‥


そして、晴樹はいきなり夏目の弁当の玉子焼きを盗み食いする!!


「あんた!?何すんだよ!!」

「あんた!?…お前、俺に向かってあんたたぁイイ度胸してるなっ」

「(しまった‥つい)」


椅子から立ち上がって睨み合う二人を苗はなだめそして、再び晴樹をムカつかせる行動をとるのだった

「まぁまぁ。二人とも落ち着いて……兄さんも玉子焼き欲しいんだったら苗のを取ればいいんだよ。
はぃ、大ちゃんには苗のをあげるからこれで兄さんを許してあげて!」


苗はそう言いながら自分の玉子焼きをフォークでさして、はぃ、ぁ~んして‥
そう言い夏目に玉子焼きを差し出した



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