キャンディーポップ・ハロウィン
フィナは、背を向ける。

「あそこに見える噴水の前で待ち合わせね?時間は、あの時計が5をさしたらね。それと、魔法を使うときはまわりにバレないように気を付けること。それから、ほうきで空を飛ぶときは、姿を消す魔法を忘れないようにね。わかった?」

「うん・・・。」

キャンディーは、うつむいて服をぎゅっと握る。

「じゃあ、また5時にね。」

「・・・。」

キャンディーは、フィナの後ろ姿を見つめる。

「フィナっ・・・。」

「ん?」

フィナは、振り返る。

「何?」

「・・・頑張ってね。応援してるっ・・・。」

「うん、ありがと。」

フィナは、ニコッと笑う。
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