キャンディーポップ・ハロウィン
そして、フィナはまた前を向くと呪文をとなえた。

すると、ポンッとほうきがでてくる。

フィナは、ほうきにまたがるとまた何か呪文を唱えはじめた。

「それじゃあ、キャンディー。また後でね。」

「うん・・・。」

キャンディーは、フィナに手をふる。

「じゃ。」

そう言って、フィナは軽く敬礼をすると空を飛んでいった。

「・・・。」

そんなフィナの姿をキャンディーはじっと見つめる。

「・・・やっぱり、フィナには叶わないや・・・。」

キャンディーは、小さくつぶやいた。



「さーて、あの子は、どこにいるかしら?」

フィナは、空の上から下の様子をうかがう。

「遠すぎてよく分かんないわね・・・。」
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