キャンディーポップ・ハロウィン
episode 2「girl ―きらら―」
みなさん、はじめまして。

わたしの名前は、星月きらら。中学3年生。

わたしは、人としゃべるのが苦手で引っ込み思案な性格です。

幼い頃から、魔法使いが出てくるお話が大好きで魔法使いに憧れていました。

ですが、わたしの目の前で今、何が起こっているのでしょうか・・・。

この人、誰だろう・・・。

黒い服?黒くて少し大きめな帽子・・・ほうきに乗って・・・浮いてる・・・?!

きららは、目を見開いて女性を見つめる。

も、もしかして、魔法使いさんっ・・・!!

きららは、手を組んで少し目を輝かせた。

「・・・。」

そ、そんなわけないよ・・・魔法使いなんて空想上の人物だよ。

きららは、うつむくと目の前の女性をちりと見る。

「ん?」

フィナは、きららを見つめ返す。
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