キャンディーポップ・ハロウィン
「はい・・・ちょっとだけ・・・。」

「でも、ちょっと楽しいとか思ったでしょ?」

「あはっ・・・。」

わたしは、苦笑いをフィナに向けた。

「あ~・・・その顔は思ってないでしょ?」

フィナは、腰に手を当てて目を細めてわたしを見つめる。

「あ、あのっ・・・えと・・・。」

わたしは、少しビクッとなって肩を縮めてフィナから、顔をそらす。

「きららは、正直だからわたし好きよ。」

「え?」

「きららのそういうところ、とってもいいことだとわたしは思うよ。」

フィナは、腰に手を当ててそう言う。

「・・・。」

わたしは、少し顔を赤くして黙りこむ。

わたしは、ゆっくりとほうきから降りる。
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